大庭教授のエイジングケア講座

大庭教授のエイジングケア講座

大庭先生は20数年前から、『フリーラジカル(活性酸素)理論』 という考えをもとに、「食品に含まれる有用成分が人のカラダに与える機能性」をテーマに数々の研究を続けられており、特にアントシアニン 色素と鶏卵の研究に関しては第一人者です。
著書も『アントシアニン −食品の色と健康−』など多数。

大庭先生には、「お客様の視点に立ち、きちんとしたモラルの中で安 全・安心な本物のサプリメントづくりをしたい」という私共の企業理念にご賛同いただき、インナーコスメうららを全面的にサポートしていた だいております。その大庭先生に、健康とカラダについての研究レポー トをシリーズでまとめていただきました。


活性酸素とポリフェノールの関係 なぜ、今、ポリフェノール

ポリフェノールは植物に含まれる有機物で、特に人の身体のエネルギーになりますが、身体の一部になるような栄養物ではありません。しかし、動物の進化に伴い、重要な食物成分になってきました。ポリフェノールは植物にとってなくてはならない成分となり、少量だけれども威力を発揮しています。植物は日光を受ければ受けるほど、活性酸素が植物の生体内に増大します。その毒性のためにほとんどの植物はポリフェノールを自ら生産して、この活性酸素を防除(消去)します。植物によってポリフェノールの種類や量はまちまちですが、その植物に合ったそれぞれのポリフェノールをつくるのです。人は特に植物から色々なポリフェノールを食して、外部から進入するまたは発生する活性酸素類や、生体内部で発生する過剰の活性酸素類を植物のポリフェノールで消去しています。よって、植物を多く摂れば摂るほど、身体に過剰になった活性酸素類を除去することになります。

ポリフェノールが人の身体にとって必須に近い重要な食物成分と認識されたのは、ワインが身体のためになるものだとの1992年の提案(フレンチ・パラドックス)以来だと思われます。世界中の研究者はそれ以後、熱心な研究成果を積み上げ、ポリフェノールの人体への有効性(エビデンス)を証明しました。15年前よりワインばかりではなく、ほとんど全ての植物(野菜、果物、種実、香辛料)にポリフェノールの含有が見出されました。

ポリフェノールにはどのような種類があるか

一概にポリフェノールといわれていますが、多くの種類があることをご存知でしょうか。最も有名なポリフェノールに、アントシアニンとカテキンがあります。その他には、クロロゲン酸、ルチン、没食子酸、カフェ酸、ダイジン、ゲニスチン、ヘスペリジン、ナリンギン、カルタミン・・・など数百種もあります。ポリフェノールは単品(純粋な化合物)の色は無色、黄色、褐色に至る種々の色をしていますが、アントシアニンのみは赤、紫、青に至る赤系の色彩をもっていて非常に見分けがつきやすいポリフェノールです。また、このアントシアニン色素は野菜、果物、種実、香辛料のそのものの色となりますが、その植物に咲く花の色もアントシアニン色素で色付けされていて、見事な花色を呈します。 次に代表的なポリフェノールについて記述します。

アントシアニン

ポリフェノールの代表的な成分にフラボノイドがあり、フラボノイドの代表的なものがアントシアニンです。アントシアニンは赤から青に至る色彩を持つ全ての植物に大なり小なり含まれています。アントシアニンにも種類があり、例えばシアニジン、デルフィニジン、マルビジンなど数百種くらいあります。アントシアニンの化学構造は分子内に発色基を示す+イオンを持っており、この基が赤から青まで発色します。特に酸性が強まれば赤濃色となり、アルカリ側に溶液が傾くと変色し、無色となります。アントシアニンは健康の色ともいわれ、植物体の中では抗酸化力が強く、日光(紫外線)から植物を守る役割を果たしております。よって、動物がこの色素を好んで食することは自分の体内の酸化を防御するためであるのです。人に及ぼす数々の実験中、信頼のおける確固とした実験証拠の内、いくつかを列記してみます。

1) 抗酸化作用、ラジカル消去作用
2) 脂質改善作用
3) 抗変異原作用、抗ガン作用
4) 視機能改善作用
5) 肝機能障害軽減作用
6) 糖尿病予防作用
7) 抗炎症作用
8) 高血圧抑制作用
9) アルツハイマー痴呆症予防作用
10) ダイオキシン毒性軽減作用

すなわち、アントシアニンはエイジングケアや生活習慣病を予防する大切な食品の成分といえます。 もっと詳しい内容については私どもの著書「アントシアニン−食品の色と健康−」建帛社(2000年出版)を参考にして下さい。

カテキン

カテキンは茶の葉に含まれる主なポリフェノールの1つです。カテキンにも色々な種類があり、+ガロカテキン、−エピガロカテキン、−エピガロカテキンガレートなど数種類があり、渋みを伴う成分となります。また、カテキンが2つから数百重合したタンニン(プロアントシアニジン)もこのカテキンの仲間に含まれます。カテキンやタンニンが含まれるものは、柿、栗、ナシ、ブドウなどがあります。 カテキンの体内での作用を以下に列記します。

1) 抗酸化作用によって、発ガンを抑制
2) 血中脂質の上昇を抑制
3) 殺菌作用によって、虫歯・口臭を予防する、また食中毒やウイルス感染を予防
4) 消化酵素の働きを抑え、血糖値の上昇を抑制などの作用があります。

もっと詳しい内容については黒田・原著「お茶はなぜからだによいのか」裳華房荘(2000年出版)を参考にして下さい。

クロロゲン酸

コーヒー、イモ類などに含まれるポリフェノールの一種。活性酸素による酸化を押さえ、抗酸化物質であります。また、抗ガン物質として注目されています。やや苦い味を呈します。

ルチン

そばに含まれる特有な成分です。動脈硬化、高血圧、脳血管障害などの予防効果が期待されます。水溶性であるがために、そばの場合はゆで汁に溶け出ますのでそば湯も同時に摂取した方が身体のためになります。ルチンはビタミンCと共に摂取した方が、効果が強いといわれています。よって、そばルチンを摂る場合は野菜や果物を共に食べると良いでしょう。
※ダイジン、ゲ二スチンヘスペリジンなどその他の重要なポリフェノールについては他のところで詳しく記述させて頂きます。


いずれも強弱はあれ、ポリフェノール類は人体内の過剰な活性酸素などを消去し、エイジングケアや生活習慣病の予防にとっては大切な微量成分であります。

ポリフェノールの多くは水に溶けやすい形で含まれているため、吸収されやすく摂ってから約30分後には効果が出始めます。しかし、即効性があっても効果が長時間持続しないという特徴もあります。

したがって、ポリフェノール成分を出来るだけ毎日の食事やサプリメントなどで上手に摂る事が大切になります。

バックナンバー  
第6回 ザクロは女性の味方
第5回 クランベリーの多彩な効能
第4回 ローズヒップの食品学的美容効果
第3回 活性酸素とポリフェノールの関係
第2回 アセロラの生体作用
第1回 活性酸素と老化


アントシアニン―食品の色と健康―
 
アントシアニン―食品の色と健康―
大庭 理一郎 (著), 津久井 亜紀夫 (著), 五十嵐 喜治 (著)
価格: ¥ 3,990 (税込)
  ※この本はアマゾンなどでご購入できます。
 
【ページ数】 245ページ
【出版社】 建帛社
【ISBN-10】 4767960878
【ISBN-13】 978-4767960876
【内容】 アントシアニンは、ブルーベリーやクランベリーなどに含まれる青紫色の色素成分で、優れた抗酸化能力を有するだけでなく、眼精疲労や視力回復、美肌作用や血圧上昇の抑制、ガンなどの生活習慣病の予防などに効果が期待されています。 アントシアニンのその構造や性質、安定性の問題、生体機能性などについても詳しく書かれておりアントシアニンの手引書として大変参考になります。
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